PROFILE
悪徳ジャングルズ
ボーカル・ギター/野田修司[シュージ]
ギター・ボーカル/山崎久利[ユウ]
ベース・ボーカル/山田信雄[アニィ]
ドラム・ボーカル/戸嶋 拓[タク]
ファーストイメージは、Johnny Thunders meets The Clash …....
1995年、長崎港近くのとあるビルの非常階段にある喫煙所、そこでシュージがアニィに言ったひとこと「ジョニーサンダースとかばせんや?」これがバンドの発車ベルとなる。アニィの旧友タクをドラムに迎え、アニィの実弟ケイキをギタリストに迎えリハーサルを開始。
行きつけのバー【KAVU】が閉店することになり最後にライブパーティを!
という企画に出演することとなった。
カバーレパートリーにニューヨーク・ドールズの楽曲が多かったことから、
バンド名はさして深く考えず、彼らのセカンドアルバムのタイトルを取って「悪徳ジャングルズ」と名付けた。そのライブパーティ1回限りの企画バンドのつもりだったのでその辺はかなり適当であった。ところが今となっては記念すべきそのデビューライブで、(主に男性客中心だが)絶賛されてしまい、調子に乗ったメンバーは1回限りでの解散を撤回、長崎市内でのライブハウスでライブを行なうようになる。
翌1996年には早くも主催イベント【梅雨前線異常無し】を開催。
そして当時は仲間のバントと【KAVUレーベル】というレーベルを発足させてもいた。カバー曲の中心は先述のニューヨーク・ドールズとジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズそれにセックス・ピストルズやザ・クラッシュ,ラモーンズなどの初期パンクやスペシャルズなどの曲も演奏していた。しかしそこは歴戦のメンバー達。やっぱりバンドはオリジナルだ!とフロント3人で瞬く間にオリジナル曲を量産。
ライブのレパートリーを次々とオリジナル曲に塗り替えていった。
ビートの利いた初期衝動満載の曲が中心ながらも、スローバラードやレゲエナンバーなども交え、メンバーのいろんな引き出しを余すことなく開けまくって生み出された楽曲で構成されていった。
3年後、オリジナルメンバーのケイキが上京し、いくつかのメンバーチェンジもありつつ、1999年にはファーストアルバム『頂上作戦』をリリース。(現在は完売)その後、ケイキが再び帰郷。オリジナルメンバーに戻っての活動となり、2000年を越えてからは福岡にも進出。以降、バンドは長崎・福岡ダブル拠点での活動となる。横道坊主、三宅伸治、ゲタカルビ、ラフィンノーズ、パンタなど多くのアーティストやバンドとの共演も実現。
また、このころケイキは今でも福岡音楽シーンの最前線で活躍するコーガンズのギタリストとの兼務でもあった。
2005年、満を持してセカンドアルバム『素晴らしき世界、素晴らしき日々』をリリース。
本数こそ決して多くはないものの、順調にライブ活動を行なっていたバンドであるが2011年にバンド最大の危機が訪れた。
当時ソングライティングの中心を担っていたギタリストのケイキが、またもや上京のためバンド脱退を表明。その年の5月、バンドは長崎市のバーに集合し、緊急会議を開き解散も視野に入れた今後の活動について話し合い、バンド続行を決めたメンバーは、後任候補として誘うギタリストの名前を挙げていった。かくしてアニィからのTELに2つ返事でOKを出したユウを新ギタリストとして迎えることとなり、現在の4人が揃う事となった。
新メンバーでの活動再開後、2012年には長崎出身のロックバンドとして避けられないテーマである反戦反核を歌った「黒い雨が。」をマキシシングルとしてリリース。地元ラジオ局でも取り上げられる。
バンドは完全に息を吹き返し、長崎・福岡にとどまらず佐賀や佐世保でも精力的にライブを行なっていく。(西九州:狭い範囲だが・笑)
2015年には結成20周年を記念し、これまでのバンド活動で親交があり、かつリスペクトできる多くのバンドマンやアーティストをゲストに迎えた記念イベント【Rock'n'Roll Strikes 20】を長崎と福岡で開催。
2018年には待望のサードアルバム『警戒前夜』をリリースし、バンドはこれまでのどの時期よりも精力的にライブ活動を行なっている。
そして2020年、一夜限りのカバーバンドで終わるはずだったこのバンドは、四半世紀・25周年を迎えることとなった。